シャオと体育祭!!!
原作:桜野みねね先生 文:ふち子


夏休みが終わり、今日から新学期。

太助のクラスは、相変わらず、元気が一番!!


始業式が終わり、教室に戻ったら、先生が・・・、

「明日から、体育祭の練習を始める」

と、言ってきた。

クラスのホトンドが、

 『おい、センコー!フザケてんのか?』

と、大ブーイング・・・。

・・・しかし、シャオだけは、違っていた。


「太助様、体育祭とは何ですか?」

「・・・そっか、シャオは体育祭って、やったことがないんだっけ。」

「?」

「体育祭って言うのは、簡単に言えば、別のクラスと、スポーツで競い合う祭りの事だよ。」

「・・・なんだか、面白そうですね。」

「まぁ、面白いけど、色々と大変で・・・。」


家に帰ってからも、シャオは、体育祭の話ばかりしていた。


次の日・・・。

先生の一言で始まった。

「さて、競技を決めよう。」


「太助様。」

「何?シャオ。」

「競技って何ですか??」

「競技?競技って言うのは、例えば、100m走だとか、大玉転がしだとか・・・。」

「確かに、昨日話していたように、スポーツですね。」

「・・・まぁ・・・・・・・・。」


太助は、200m走・パン食い競争・騎馬戦の3種目

シャオは、150m走・ダンスの2種目に出場することになった。


おまけに、たかし→棒倒し・8×100mリレー・騎馬戦

     乎一郎→パン食い競争・騎馬戦

     山野辺→ダンス・8×100mリレー

      愛原→大玉転がし・ダンス

 (女子は必ずダンスを、男子は必ず騎馬戦をやる事になった。)


練習・・・。

「七梨先パ〜〜〜〜〜〜イ!!!!!花織、疲れましたぁ〜〜〜。」

「ゲっ!愛原・・・。」

「たー様、ルーアンも、疲れたぁ〜〜〜。」

「・・・ルーアンまで・・・。って、ルーアンは、体育祭に出ないだろ!!」

(太助様・・・。練習が出来なくて、困ってるようですね・・・。)

「シャオ〜〜〜〜〜!!どうにかしてくれぇ〜〜〜〜!!!」

「太助様・・・、分かりました。 来々軍南門。」

「ぐおおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!」

「シャオリンのばかああぁぁぁあああ!!軍南門なんて、呼ばないでよ!!!」

「・・・シャオ、ありがとな。」

「太助様・・・。私は守護月天です。どんな場面でも、主人をお守りするのが、私の役目です。」


・・・あ〜だこ〜だで、体育祭当日。

天候は、快晴!

「太助様、私、次がダンスなので行ってきますね。」

「ああ・・・、頑張ってこいよ。」


プログラム1は、ダンス。シャオは、はりきっているようだ。

勿論、見事に成功!!!

・・・そして、前半戦が終わった・・・。

前半の結果・・・。

 200m走→太助・2位

 150m走→シャオ・3位

 騎馬戦→太助達のクラス・1位!!

 棒倒し→たかし達・2位     となった。


「太助様、お弁当です。どうぞ。」

「おぉ〜、美味そう!!いっただっきまああぁぁあぁあす!!」

「美味しいですか?」

「うん、めちゃめちゃ美味い!!!」


お弁当も食べ、後半戦最後の種目・・・。

(それまでの結果・・・パン食い競争→太助・2位 乎一郎・5位 大玉転がし→愛原達・3位)


「大変です!太助様〜!!」

「ん?どうした?シャ・・・」

「翔子さんが・・・、翔子さんがいません!!!」

「えぇ〜〜!??山野辺がぁ〜??」

「・・・そうなんだ。」

「たかしっ!??いつのまに??」

「さっきからいたぞ・・・。それより、山野辺の変わりに、シャオちゃん出してもいいか?」

「・・・仕方ない。まぁシャオが補欠だったしな。シャオ、山野辺の変わりに出てくれないか?」

「・・・分かりました・」


・・・こうして、山之辺の変わりに、シャオが8×100mに出場することになった。

「シャオちゃんは、7番目だからね。」

「はい、分かりました、たかしさん」

こうして、リレーが始まった。


スタートから、シャオのクラスは速く、2位と10mの差をつけて、たかしの番となった。

「シャオちゃん、見ていてくれよ!!」

「たかしさん!頑張ってください!」

が・・・、しかし、たかしが、カーブの途中で転倒!


「たかしさん!大丈夫ですか??」

その間にも、2位・3位に、抜かれていく・・・。


「はい、シャオちゃん、速く・・・速く走ってくれ・・・。」

「・・・分かりました。たかしさん。」


シャオは、たかしの言う通り、全力疾走で走った。

なんと、抜かされてしまった、2クラスを一気に、ごぼう抜き!!!

シャオは、アンカーにバトンを渡した・・・。

アンカーはそのまま、ゴール!!!!

なんと、シャオのクラスは、優勝してしまった!!


そして、帰り・・・。

「太助様、優勝ですって!優勝!!!」

「今日の優勝は、シャオのおかげだな。」

「え?なぜですか??」

「だって、シャオは、リレー頑張ったじゃないか。」

「あぁ、あれは、虎賁に走り方を、教わったので・・・。」

「え??虎賁???」

「はい。」


・・・結局、星神達の力を借りての優勝だった、太助達のクラスであった・・・。<終>



〜〜〜後書〜〜〜

 初めまして、小説初挑戦のふち子です。

今回のお話「シャオと体育祭!!!」は、どうでしたか?

 自分的には、もう少し練習の話を増やしたかったです・・・。

又、皆の性格をもっと生かしていければ良かったと思います・・・。

 しかも、乎一郎君があまり、出ていない・・・。

次からは、もっと公平な小説作りに、挑戦していきたいです。




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