ただいま
原作:桜野みねね先生 文:雄志
10月。日曜。
飛たちがかえって2年後。
太助も今となっては高校生。
メンバーは変わらずに。
たかし、乎一郎、翔子、ルーアン、シャオ、キリュウ・・・・・・など。
乎一郎は他の高校に入学したが、今も交流は続いてる。
なぜなら一週間に一回ルーアンに会いに来るのだ。
リビングにいるのは太助とたかし。
「そういえば、今日ってさ飛が初めて家にきた日だよな?なつかしいなぁ・・・・」
「そういわれてみればそうだな。でも、飛ちゃんってホント不思議な子だったよな〜」
「でも、精霊界とかからみてるんだろ?」
「え?そうなのか?太助達しか分からないから俺たちにはさっぱりだからな。」
「んで、今日は何しに来たんだ?」
「あぁ、なんか今日はここに来たかったんだよな〜。」
「とかいいつつシャオが目当てなんだろうけど。」
――――ガチャ――――
リビングのドアが開いた。
それとともにお決まりのメンバーが入ってきた。
「おーい七梨シャオはどこだ〜?」
「太助くんルーアン先生は!?」
「七梨先輩〜!一緒に遊びましょうよ〜」
「太助君。シャオさんはどこにいるんですか?母が和菓子を作ったので持ってきたんですけど。」
みんな違う目的で入ってくるためいつも休日は騒がしい。
「お前らさ〜一つ一つ答えてやるからもっと時間置いて話せよ。一斉に言われてもこっちは困るんだから。」
「あれ?珍しいですね〜野村先輩が七梨先輩と話してたなんて。」
「なんだよ花織ちゃん!わるいのかよ。」
「悪くはないですけど〜?それで、何を話してたんですか?」
「え?あぁ、今日って飛ちゃんが来た日だよなぁってさ。」
飛と言う懐かしい響きにみんなが思い出を語り合った。
「そういえば、そうだよね。飛ちゃんが花の雪を降らしてくれたんだよね。」
乎一郎が空を見上げながら言った。
「でも、まぁ昔の事だよな。」
翔子がポツリと言った。
「でも、あの零と蘭とか言う人たちも結構迷惑でしたけどね。あの後修理に2ヶ月もかかったんですから。」
出雲が前髪をふぁさとかきあげながらいった。
「それで、シャオちゃんはどこだよ?」
たかしが周りをキョロキョロ見ながら言った。
「あぁ、シャオなら部屋で髪を結ってるけど?」
「あぁ、そうなんですか。じゃあもうちょっと待ってましょう。」
「ねぇ〜七梨先輩〜なにかやりましょうよ〜」
「なにかってなんだよ。」
その頃精霊界では――――
「まったく、太助たちよく言うね。」
「でも、ホントはさびしいんじゃないのかい?」
「月天様〜今すぐにでも会いに行きたいです〜」
「そんなに会いに行きたいなら行けばいいんじゃないかな?」
「いくって言ったっていきなりじゃねぇ・・・・・」
「お、君が珍しくそんなこというなんて。
でも、君が始めてあの家に行った日ならみんな歓迎するんじゃないかい?」
「う〜ん・・・そうだね。じゃあちょっと行ってこようかな。零と蘭は来るの?」
「え?行っていいなら行かせてもらいます。」
そう言うと二人の女の子と一人の男の子が七梨家へ向けて出発した。
その頃シャオの部屋部屋では――――
シャオの体ほどの大きな鏡の前でシャオは離朱と髪を結っていた。
「ねぇ、離朱。こんなのはどうかな?」
「いいと思うでしよ!あ、皆しゃんがリビングにいるみたいでし。」
「あら、そうなの?じゃあ早く終わらせなきゃ。」
「え?あれ?しゃおしゃま!しゃおしゃま!!飛しゃんが今日からここに来るらしいでし!」
「えぇ?飛ちゃんが!?ホントに?」シャオはびっくりしていた。
その頃リビングでは――――
「そろそろシャオが降りてくるころかな?でも、ここで飛がドアをあけて入ってきたら面白いよな〜」
「そうだよねぇ〜すごいサプライズだよね〜。で、太助くんルーアン先生は?」
「え?ルーアンなら食べ過ぎたって言って上で寝てるけど?」
「わかった。じゃあ僕いってくるよ」
そういって乎一郎がドアを開けて2階に行こうとしたときだった。
「うわっ!!」
乎一郎の叫び声が聞こえた。
「どうした!?」
太助たちが声のほうに行くと・・・・・
「え!?飛!?なんでいるんだ?」
「あら、居ちゃ悪い?」
「悪いってわけじゃないけど・・・・・」
「太助」
「ん?」
「ただいま!!」
〜〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜〜
どうも、雄志です。
え〜っとこの小説の続きがかけないので2話構成にしようかな?と思います。
自分的には書きたいんだすけど、かけないんですよね。
赤丸さんが言ってたかけないときは書かない。ってやつを試して1週間弱たちました。
やっぱりいつものような勘が出ませんね。
それでは第2話をお楽しみに。
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